2014.4.16学会報告
お休みの間、大変ご迷惑をおかけしました。
無事戻りまして、月曜日から通常診療しております。
今回の学会で面白かったのは、植毛のミニシンポです。
植毛を専門にしている先生は、ほんとマニアックな方が多い。
いかに毛根を愛護的に扱うかを考えています。
結果もとてもきれい。
自家植毛はドナーが限られているので、将来を見据えて治療していくことが大切だという言葉が響きました。
後頭部をドナーにして、M型の生え際に植えたはいいが、数十年後に真ん中がはげて、生え際だけが残ってしまった症例とか。
肝斑のレーザートーニング治療についても、頻回に繰り返していると濃くなる、色素脱失などの合併症がでてくるという報告例をききました。
出力を極力弱めにすれば問題ない、という先生もいらっしゃいます。
私自身は治療経験がないので、何も言う資格はないのですが、機械の設定等含めて、長期の経過をみないといけないなと思います。
どんな治療でも今がよければではなく、先のことを考えて治療に当たらなければいけない。
当然のことですが、忘れないようにしなければ。
他に、はやりの多血小板血漿(PRP)のシンポとか。
実験と臨床応用が、創傷治癒の分野や美容、育毛の分野でも、どんどん進んでいきそうです。
知識のシャワーをいっぱいあびるのは心地よい。
教科書もいっぱい買ったし、業者さんの展示で、いろいろ情報収集もできたし、大変有意義な学会でした。