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2015.5.20新しいニキビの治療薬 ベピオゲル

4月にマルホさんから発売された新しいニキビ治療薬、ベピオゲル。
成分は海外で広く使われている過酸化ベンゾイルです。
毛穴つまりをとるお薬ですので、コメドとよばれる白ニキビの他に、赤ニキビにも効果があります。
取り去る系の薬ですので、副作用として、乾燥、粉をふく、ひりひりする、赤くなるなどの刺激感があるのは、ディフェリンゲルと同様です。
発売から1ヶ月ちょっと経過して、処方した患者様が再診した頃ですので、使用感についてかきたいと思います。
ディフェリンゲルのひりひり感がつらくて、ドロップアウトした患者様にも何人か処方しましたが、ディフェリンより使いやすいという方が多かったです。
そのため、ディフェリンが使いづらい部位、顎やフェイスライン、首まわりのニキビや、年齢がちょっと上の患者様でも処方しやすいと思いました。
もちろん副反応はゼロではありませんが、上手にコントロールはできます。
ニキビでお悩みの方で、ベピオゲルをまだお試しでない方は、一度受診してみてください。

  1. 患者代表 より:

    最近は、新薬やジェネリックが、増えすぎてドクターでも、?な薬が多いとか。賛否両論ありますが、先生は、どちらの意見ですか?

    1. akebihada より:

      患者代表様、いつも返信遅くて申し訳ないです。
      ニキビの治療は、保険診療が限られているので、新薬歓迎です。
      ベピオゲルも、来月発売のデュアックも。
      ジェネリックに関しては、外用は主成分が同じでも基材や添加物で全然違うものにもなります。
      薬価も大して変わらないことを考えるとジェネリックに変更する必要はないと正直思います。
      内服に関しては、爪白癬の抗真菌剤ラミシールや、帯状疱疹の抗ウイルス薬バルトレックスのゾロは、効果が劣る印象があるので、患者様にその旨をお話しています。

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