旭川市で女医が運営する形成外科・美容皮膚科・皮膚科のあけ美肌クリニックへ

一言でしみといっても様々な種類があり、治療法が異なります。

老人性色素斑、脂漏性角化症

加齢に伴い、露光部に発生することが多いいわゆるしみです。大きさは大小様々で多発することもあります。顔の真ん中より側面に発生することが多いです。場合により厚みを増して脂漏性角化症という状態になることもあります。ピコレーザー、Qスイッチレーザー、レーザーフェイシャルやフォトセラピーで治療します。脂漏性角化症には炭酸ガスレーザーを併用します。

そばかす(雀卵斑)

両頬から下眼瞼、鼻根部にかけて細かく散在するしみです。学童期に発生し、思春期頃から目立ち始めます。レーザー、フォトセラピーなどの治療に比較的反応しますが、長期的には再発しやすいです。日焼けは明らかな憎悪因子です。

肝斑

両頬骨部を中心に下眼瞼を避けて出るぼやっとした淡いしみです。顔面皮膚のバリア破壊に起因する慢性過刺激性炎症性色素沈着症ともいわれています。つまり肌のこすりすぎです。強いレーザー治療は、高率に炎症後色素沈着を引き起こすので、肝斑には禁忌といわれていましたが、最近は炎症を引き起こさない程度の弱めの出力で治療するレーザートーニングという治療が一般的になりつつあります。他にもトランサミンの内服、ハイドロキノンの外用、ピーリング、イオン導入、メソアクティスなどで治療します。

炎症後色素沈着

すり傷やニキビ跡などに生じるしみです。時間の経過とともに目立たなくなりますが、気になるようならトランサミンの内服、ハイドロキノンの外用剤、ピーリング、イオン導入などマイルドな治療が中心になります。

後天性真皮メラノサイトーシス

真皮というやや深い部分に生じます。頬骨部、鼻翼部、鼻根部、上眼瞼、側頭部に両側対称性に小斑性に出るしみです。肝斑や太田母斑との鑑別が難しいです。ピコレーザー、Qスイッチレーザーで治療します。

ピコレーザー「ピコウェイ」

シネロンキャンデラ社のピコウェイは、業界最短のピコ秒パルス発振レーザー装置(532nm&1064nmの2波長)です。従来のQスイッチレーザーに比べて、約1000分の1のピコ秒でレーザーを照射することにより、肌に熱ダメージを与えずに、メラニン色素をより細かい粒子に瞬間的に壊すことができます。 対象疾患は老人性色素斑、雀卵斑、大田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着、肝斑、刺青除去、肌のリモデリング(若返り)などです。 ピコウェイは安心・安全の薬事承認機です。 ピコレーザーには3つのモードがあります。

ピコスポット

しみに対してポイントで照射していく治療です。 大きいしみにはテープを1週間程度貼ってください。 テープを貼らない場合は、極力さわらない、こすらないようにしてください。 副作用として炎症後色素沈着、赤み等が出ることがあります。

ピコトーニング

肝斑、くすみに対して、炎症をおこさせない程度の弱い出力で全体的に照射します。 1ヶ月に1回、繰り返しの照射が必要です。 副作用として、炎症後色素沈着、色素脱失等が出ることがあります。

ピコフラクショナル

肌のハリ、しわ、にきび跡、毛穴に対して照射します。 ピコレーザーを点状に照射することで、皮膚表面に傷つけることなく(かさぶたを作らずに)表皮、真皮にダメージを与え、その治癒過程でコラーゲン、エラスチンを増やしていきます。 1064nmは深めに作用し、532nmは浅めに作用します。 痛みに弱い方は麻酔クリームを前もって塗布します。 副作用として、赤み、腫れ、点状の内出血と痒み等が出ることがあります。

Qスイッチレーザー

Qスイッチアレキサンドライトレーザーは、皮膚良性色素性疾患(老人性色素斑、雀斑斑、後天性真皮メラノーシス、母斑等)をターゲットとして、周りの正常皮膚組織には極力ダメージを及ぼさず、過剰色素(メラニン)に選択的に作用、治療効果を発揮します。通常は1カ所のしみに対し て、1~2回の照射で対応できます。後天性真皮メラノーシスや太田母斑は、数回の照射が必要です。

※注意事項※

治療前

  • 治療前後の日焼けは避けてください。

治療

Qスイッチレーザーは痛みを伴いますので、氷で冷やしながら打ちます。病変が大きい場合や、痛みの強い場合は、浸潤麻酔、局所麻酔等を考慮します。

治療後

  • レーザー治療後は表皮と真皮の一部が損傷をうけている状態ですので、お渡しする被覆剤を10日前後はって、創部を乾かさないようにします。
    1~2週間後必ず再診してください。
  • レーザー治療後に一時的に炎症後の色素沈着をおこすことがあります。
    これを予防するには、極力こすらないこと、日焼け対策をきちんとするようにしてください。時間の経過とともに薄くなっていきます。場合によっては、お薬を処方します。

レーザーフェイシャル

レーザーフェイシャルとは冷却装置のついた低出力のロングパルスアレキサンドライトレーザーを顔全体に照射することで、くすみ、そばかす、薄いシミ、毛穴の開き、小じわなどを改善する方法です。元々は脱毛用として開発された米国キャンデラ社のロングパルスアレキサンドライト・ヤグレーザーのジェントルマックスプロを使用します。うぶ毛が少なくなることで化粧のりがよくなる、メラニンに反応してそばかすやしみがうすくなる、真皮内の熱損傷によりコラーゲンが増えて肌にハリが出る、脂腺が縮小されニキビ予防や脂性肌が改善するなどの効果が認められます。冷却装置により、表皮の熱損傷が軽減されるため、照射部をガーゼで覆う必要がないダウンタイムの少ない治療です。 十分な効果を感じるには、1ヵ月おきに5回程度の治療をお勧めします。

※注意事項※

治療前

  • 治療前の日焼けは避けてください。
  • 妊娠中、皮膚疾患治療中、ぺ一スメーカー埋め込み後などの患者様はご相談ください。

治療

クレンジングしてお待ちください。目の保護のため防護メガネをつけてください。冷気を吹き付けた後、治療します。冷やすことで痛みの予防効果もありますが、輪ゴムではじかれるような軽い痛みがあります。麻酔は通常必要としません。冷タオルで冷却して終了です。メイクして帰宅も可です。
治療眼の保護のため防護メガネを装着します。皮膚表面の保護ため、冷気を吹き付けた後、治療します。冷やすことで痛みの予防効果もありますが、輪ゴムではじかれるような軽い痛みがあります。

治療後

  • 施術当日より、洗顔、メイクは可能ですが、皮膚をこすらないで下さい。
  • 照射後は乾燥しますので、十分に保湿してください。
  • 日焼け止めをきちんと塗ってください。
  • 照射後、しみ、そばかすの部分に痂皮(マイクロクラスト)ができることがあります。無理に剥さないで下さい。

[症例] 頬のしわ・たるみ
5回照射
1回16,500円
副作用として皮膚炎
炎症後色素沈着、毛の硬毛化等

[症例] 胸元のしみ
5回照射
1回22,000円
副作用として皮膚炎、炎症後色素沈着等

スーパーフォトセラピー

スーパーフォトセラピー(光治療)はしみ、しわ、くすみ、赤ら顔、毛穴、にきびなどの治療に効果があります。単一波長を高出力で照射するレーザーとは異なり、フォトセラピーは一度に様々な波長の光を照射する事で肌質を改善する、広い範囲での総合的な老化対策の治療が出来ます。シミ取りのレーザーと違って、かさぶたを生じることもありませんので、ダウンタイムの少ない治療です。

治療の実際

  • 治療前後4週間は過度な日焼けを避けてください。トラブルの元になります。
  • 麻酔は必要としませんが、軽い痛みはあります。
  • 治療後、日焼けのようなほてりと赤みが続く事がありますが、長くても3日間ほどで軽快します。
  • シミの部分がうきあがって、小さい痂皮(マイクロクラスト)が生じることがありますが、無理にはがさないでください。
  • 照射後は肌をこすらず、日焼け止めをきちんとぬってください。

1か月間隔で5回ほど照射することをお勧めします。
継続することでお肌のメンテナンスにもなります。

[症例] 頬のくすみ、鼻の赤み
5回照射
1回16,500円
副作用として皮膚炎、炎症後色素沈着等

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ウルトラセル

ウルトラセルとは、高周波(RF)と高密度焦点式超音波(HIFU)を用いて、表皮、真皮、皮下組織のすべての皮膚の層とSMAS筋膜に熱影響を与えることで、お肌を傷つけることなく、しわ、たるみを改善する再診治療器です。お顔の全ての層の治療を一度に行うことが可能なので、より高度なタイトニング、引き上げ効果が期待できます。
ウルトラセルの副作用として、施術部位の鈍痛、火傷、色素沈着、毛嚢炎等が考えられます。

ウルトラセル(HIFU)

    高密度焦点式超音波(HIFU)は、皮下4.5mm、3.0mmの深さに超音波を照射、 顔面のSMAS筋膜を加熱します。SMASとはフェイスリフト手術時にひきあげる筋膜です。 熱作用により、組織が収縮することで、リフトアップの効果が出ます。
  • 3mm,4.5mmの深さに収束された超音波は摩擦熱により高温を発生させます。
  • ターゲットのSMAS層、皮下組織に熱損傷を与えます。
  • 創傷治癒過程でコラーゲン造成が促進されます。

ウルトラセル(イントラジェン)

    皮膚の真皮層に高周波(RF)による熱を与え、引き締める施術です。サーマクールと同じ、モノポーラーRFを採用しています。高周波を格子状に照射することで、表皮へのダメージが少なく、真皮層の中で効果的に熱が広まります。
    RF照射
    格子状に表皮に熱を与え、表皮から深くなるにつれ、均一な熱分布をもたらす。

ウルトラセル(イントラセル)

  • 目元のこじわ、頬の毛穴など、肌表面の改善に有用です。ノンニードルタイプの高周波(RF)をフラクショナル(分散化)して照射することで、皮膚へのダメージを軽減しています。
  • ニードルタイプは、皮膚に刺入した針先から高周波(RF)を流すことで熱を発生させ、強力なコラーゲンのリモデリング効果を生み出す治療です。 陥凹したニキビ跡、活動性ニキビ、妊娠線、ストレッチマーク、傷跡の改善に有効です。

ウルトラセルは以下のような患者様には治療ができません。

  • ペースメーカーや埋め込み式除細動器を体内に挿入している方
  • 施術部位に金属プレートが入っている方

スキンニードリング

スキンニードリングとは1~3mmの深さの針で皮膚に穿孔穴を開け、微小な出血を生じさせ、出血に伴う血小板からの成長因子の放出により、自分のコラーゲンを誘導する治療です。 肌の質感、しわ・たるみ・しみや毛穴の改善のほかに、傷跡・ニキビ跡や毛細血管拡張の改善など、様々な肌トラブルの改善に有効です。また治療後にビタミンAなどの有効成分を塗布することで、浸透を大幅に促進させることができ、効果を増強させることが可能です。 そのため、直後のイオン導入も効果的です。

治療の実際

    治療を効果的に行うために、治療前よりエンビロンのビタミンA含有の化粧品の使用をお勧めします。
    治療回数は6回を推奨します。(メディカルロールキット2回分)
  • 1、洗顔・麻酔:しっかりと洗顔、脱脂後に、麻酔のクリームを塗り、30分おきます。
  • 2、ニードリング
  • 3、アフターケア:イオン導入の併用をお勧めします。自宅ではエンビロンのモイスチャーACEオイルの使用をお勧めします。

治療後の反応については、肌の赤みが平均4日、ざらざら感が平均9日で、一時的にお化粧ののりが悪くなります。この間は、日焼け対策をしっかり行ってください。
最初に皮が剥けてツルっとなるのは平均1週間、しわが伸びたり、リフトアップの効果が出てくるのは1ヵ月後くらいからです。

スレッドリフト(糸によるフェイスリフト)

頬の下半分にショートスレッド(ショッピングリフト)を網目状に留置して、引き締め効果を出します。(左右12本ずつ計24本) コグという組織をひっかけて引っ張り上げる棘のついた太い糸を頬の縦方向に3本、斜め方向に3本、計6本(左右で12本)留置します。 ショートスレッドもコグつきの糸もPODという溶ける糸です。 完全に吸収されるまで6~12ヶ月ですが、糸が吸収されるときの創傷治癒効果により、コラーゲンが増えてタイトニング効果が出ますので、全体的な効果は1年以上です。 痛みに対しては麻酔クリームと注射の麻酔を併用します。 副作用として腫れ、内出血、痛み(口が開きづらい、こめかみが痛い等)があります。


レーザーフェイシャル

レーザーフェイシャルとは冷却装置のついた低出力のロングパルスアレキサンドライトレーザーを顔全体に照射することで、くすみ、そばかす、薄いシミ、毛穴の開き、小じわなどを改善する方法です。元々は脱毛用として開発された米国キャンデラ社のロングパルスアレキサンドライト・ヤグレーザーのジェントルマックスプロを使用します。うぶ毛が少なくなることで化粧のりがよくなる、メラニンに反応してそばかすやしみがうすくなる、真皮内の熱損傷によりコラーゲンが増えて肌にハリが出る、脂腺が縮小されニキビ予防や脂性肌が改善するなどの効果が認められます。冷却装置により、表皮の熱損傷が軽減されるため、照射部をガーゼで覆う必要がないダウンタイムの少ない治療です。

1ヵ月おきに5回程度の治療をお勧めします。

※注意事項※

治療前

  • 治療前の日焼けは避けてください。
  • 妊娠中、皮膚疾患治療中、ぺ一スメーカー埋め込み後などの患者様はご相談ください。

治療

クレンジングしてお待ちください。目の保護のため防護メガネをつけてください。冷気を吹き付けた後、治療します。冷やすことで痛みの予防効果もありますが、輪ゴムではじかれるような軽い痛みがあります。麻酔は通常必要としません。冷タオルで冷却して終了です。メイクして帰宅も可です。

治療後

  • 施術当日より、洗顔、メイクは可能ですが、皮膚をこすらないで下さい。
  • 照射後は乾燥しますので、十分に保湿してください。
  • 日焼け止めをきちんと塗ってください。
  • 照射後、しみ、そばかすの部分に痂皮(マイクロクラスト)ができることがあります。無理に剥さないで下さい。

合併症・照射後に赤みや腫れがでることがありますが、数時間でおさまります。

  • しみは薄くはなりますが、完全には消えません。
    よりピンポイントの治療のために冷却装置をオフにして、重ねうちすることもあります。 多少、皮膚がじくじくした状態になりますので、軟膏を処方します。
  • ニキビ肌の方は、一時的にニキビが悪化したり、額や口唇周囲にニキビ様の湿疹が出ることがありますが、 1週間ほどで自然に落ち着きますので、問題ありません。

レーザーシャワー・レーザータイトニング

低出力ロングパルス YAG レーザー(米国キャンデラ社のジェントルマックスプロ)を照射することにより、レーザーの熱によりコラーゲンやエラスチンが生成され、肌にハリがでる効果が期待できます。
こじわ、たるみのせいでお顔が疲れて見える方や肌理の乱れや毛穴の目立つ方が対象です。
毛細血管にも作用しますので、ぼんやりとした赤みの肌にも効果があります。
ふっくらとしらはり感が希望の方は、顔全体にシャワーのようにレーザーをたっぷり中空照射するレーザーシャワーをお勧めします。
ひきしまった感じがご希望の方は、頬から顎にかけてのタイトニング照射をお勧めします。
1カ月おきに 5 回程度の治療を推奨します。

副反応

    照射後に赤みや腫れがでることがありますが、数時間でおさまります。
    熱感が出ますが、レーザーによる熱効果を期待するため、照射後はあまり冷却しないのが望ましいです。
    ニキビ肌の人は一時的にニキビが悪化、ニキビ様の湿疹が出ることがありますが、自然に落ち着きます。

スーパーフォトセラピー

スーパーフォトセラピー(光治療)はしみ、しわ、くすみ、赤ら顔、毛穴、にきびなどの治療に効果があります。単一波長を高出力で照射するレーザーとは異なり、フォトセラピーは一度に様々な波長の光を照射する事で肌質を改善する、広い範囲での総合的な老化対策の治療が出来ます。シミ取りのレーザーと違って、かさぶたを生じることもありませんので、ダウンタイムの少ない治療です。

治療の実際

  • 治療前後4週間は過度な日焼けを避けてください。トラブルの元になります。
  • 麻酔は必要としませんが、軽い痛みはあります。
  • 治療後、日焼けのようなほてりと赤みが続く事がありますが、長くても3日間ほどで軽快します。
  • シミの部分がうきあがって、小さい痂皮(マイクロクラスト)が生じることがありますが、無理にはがさないでください。
  • 照射後は肌をこすらず、日焼け止めをきちんとぬってください。

1か月間隔で5回ほど照射することをお勧めします。
1回ごとに肌のはり、ツヤが出る、化粧のりがよくなるなどの効果を実感でき、継続することでお肌のメンテナンスにもなります。

ヒアルロン酸注射

注射用のヒアルロン酸は、非動物由来のムコ多糖類で、粘性が高く隆起効果も強いため、しわやたるみの治療に使います。コラーゲンに比べて、アレルギーテストは不要といわれていますが、きわめて少ない確率で(0.04%)アレルギー反応も起こりえます。 当院では、アラガン社のジュビダームシリーズの製剤を主に使用しております。ジュビダームビスタは、厚生労働省より製造販売承認を取得したヒアルロン酸使用軟組織注入剤です。しわにボリフト、ボリュームアップにボリューマ、口唇にボルベラ、肌質改善にボライト等、目的別に使い分けています。

治療の実際

  • 抗凝固剤の内服、糖尿病、膠原病などの既往のある方はご注意ください。
  • 痛みに弱い方は、麻酔のテープを事前にお渡しいたします。
  • お化粧を落としていただいて、ヒアルロン酸の注射をします。
  • 当日のメークはなるべく控えてください。
  • ヒアルロン酸が分散するので、注入部位をもんだりこすったりしないで下さい。
  • 2週間後再診時に、足りないところは追加注入します。

副作用や合併症

  • 注射針の跡は2,3日で消えます。
  • 皮下出血は10日ほどで消えます。
  • 目の周りなどの皮膚の薄い部分では凹凸が目立ったり、ヒアルロン酸の色が灰色にすけたりすることがあります。
  • 注入部位に発赤、腫脹が出たり、皮膚の上から硬く触れたりすることがあります。
  • 皮膚壊死など

ボトックス注射

ボトックスとは、神経筋肉接合部の化学伝達物質の放出を抑制することで、筋肉の収縮を抑制します。いわゆる表情筋(眉間、おでこ、目じり)のしわの治療に使います。他に交感神経をブロックする作用により多汗症の治療、咬筋萎縮による小顔の治療に使います。ボトックスの効果は、注射後2,3日から2週間で現れ、通常半年ほど持続し、その後次第に元にもどります。

薬剤の安全性

ボトックス注射に使用する薬剤はA型ボツリヌストキシンを有効成分とする薬剤であり、ボツリヌス菌そのものではありません。通常の使用量は確実に安全な使用量とされる300単位の10分の1程度であり、正しい使用法を守れば安全な治療です。1989年にFDAで承認され、世界80カ国以上で行われている治療です。

注意事項

  • 全身の筋肉の病気(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群など)の方には使用できません。
  • 妊娠中、妊娠の可能性のある方には使用できません。
  • 注射後、2回の月経が終わるまでは、避妊してください。男性は3ヶ月避妊してください。
  • 極まれに体内に抗体が作られ、治療を繰り返すうちに効果が減弱してくることがあります。
  • 注射当日の洗顔は問題ありませんが、注射部位と揉んだり、こすったりしないでください。
  • 注射部位が腫れぼったい感じ、眉毛が上がったり下がったりした感じ、眼の周囲の腫れ、まぶたが重くかぶさった感じ、一時的な表情の変化、ひたいが締め付けられるような頭痛を感じることがあります。
  • このような症状は個人差がありますが、1週間から1ヶ月で消失しますので、ご安心下さい。

副作用

  • 頭痛、眼瞼下垂、掻痒感、内出血など。

PRP治療

患者様ご自身の血液中の「血小板」を濃縮して注入することで、お肌の若返りをはかり、加齢によるくぼみをふっくらさせ、しわ、たるみを目立たなくさせる再生医療です。
血小板の活性を高める成長因子(グロースファクター)を加える最先端の方法により効果や持続時間を高めています。
PRP治療の副作用として、施術後の腫れ、内出血、鈍痛、局所の硬結等が考えられます。

PRP治療の適応は

  • 目の下のくまが気になる方
  • 頬のゴルゴラインやくぼみ
  • 法令線が深い方

ご自身の血液を使用しますので、アレルギー感染症リスクがありません。
治療時間は採血や血液の遠心分離の時間を含めて1時間前後です。

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メソアクティス

メソアクティスは、エレクトロポレーションと呼ばれる特殊な電気の力で皮膚細胞膜に隙間をあけ、有効成分を大量に浸透させる機械です。今まで注射でしか成分を浸透させることが不可能といわれていたヒアルロン酸やCoQ10など様々な美容有効成分をお肌にダメージを与えることなく無痛で導入できます。当院では、イタリアのマイクロラボ社製のクリニック専用機器を使用しています。シワ、シミ、たるみ、美白、乾燥、ニキビなど全ての肌トラブルに導入薬剤を変えることで対応できます。
メソアクティスの副作用として、導入成分が合わないことによるかぶれが考えられます。

皮膚導入薬剤の一例

  • ビタミンC誘導体(APPS)

APPSは、水溶性と脂溶性のビタミンCの両方の性質をもち、肌の角質層のみでなく、真皮層にまで浸透し、その力は、従来のビタミンC誘導体の100倍以上といわれています。コラーゲン合成促進作用があり、しわを改善、はりとうるおいがアップします。ニキビ、ニキビ跡が改善し、毛穴も目立たなくなります。メラニン合成活性阻害による美白効果、抗酸化作用によるアンチエイジング効果など、様々です。

  • ビタミンA誘導体(パルチミン酸レチノール)

コラーゲン産生を高め、しわに有効です。また赤ら顔にも有効で、アンチエイジングにも適しています。

  • トラネキサム酸・アルブチン

トラネキサム酸は肝斑に有効です。アルブチンは美白作用があり、色素沈着を改善します。

  • ヒアルロン酸

水分維持能力が高いので、保湿成分になくてはならないものです。分子量が大きいため、通常のヒアルロン酸入りの化粧水などでは、肌に残ってべたべたしますが、エレクトロポレーションでは、角質層を通過して、真皮の奥まではりと潤いを届けます。しわに対して効果的ですので、基材に混ぜ、さらに気になる法令線などにポインティングで施術します。

  • コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、強力な抗酸化作用を有し、活性酸素を除去します。アンチエイジングに適しています。

  • アルリジン

塗るボトックスと呼ばれ、しわを改善します。
目じりの小じわにポインティングで施術します。

  • ビタミンB12

大量に皮膚に取り込ませると、抗炎症作用を示し、アトピー性皮膚炎に有効です。

プラセンタ治療

ラエンエックは、ヒトプラセンタ(胎盤)から様々な有効成分を抽出した医薬品です。プラセンタは活性ペプチド、タンパク質や酵素、ビタミン数種、アミノ酸やミネラル、糖類などの成分が豊富に含まれています。このため新陳代謝がよくなり、皮膚の血行をよくし、肌にはりやツヤを出してくれる効果があります。肌に対する効果の他にも疲労回復や二日酔い、肩こり、冷え性、更年期障害などに効果を発揮します。元々は肝機能障害や更年期治療の治療薬として厚労省に認可されている安全な医薬品です。

注意事項

まれに、過敏症(発疹、発熱、かゆみなど)の症状が現れることがありますので、その際はご連絡ください。

ウイルスや細菌感染に対する安全性

ラエンネックは、ドナーの既往歴、問診、血液検査でウイルス、細菌感染をスクリーニングし、その後B型肝炎、C型肝炎、HIVについて核酸増幅検査を行い、適合した国内の満期正常分娩ヒト胎盤を原料としています。また製造工程で121度、20分間の高圧蒸気滅菌処置をし、最後に再度製品試験をすることで、梅毒、結核、淋病、B型肝炎、C型肝炎、HIV,成人丁細胞白血病、リンゴ病などの陰性が確認されています。 これまで本剤によるウイルス感染の発生報告はありません。

変異型クロイツフェルトヤコブ病に対する安全性

本製品を含めヒトプラセンタを原料とした医薬品の投与により、感染症が伝播したとの報告は、現在までに国内、海外ともにありません。しかし伝播のリスクを理論的には完全に否定することはできません。なおラエンネックを含むヒト胎盤由来製剤使用者では、このことから献血を控えることが求められています。

子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん発症の主な原因である発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の16型と18型の感染を予防するワクチンです。

ワクチンは、

・グラクソ・スミスクライン社のサーバリックス( allwomen.jp )

・MSD社のガーダシル( http://motto-mamorou.jp/

の2種類あります。

ワクチンは、半年間の間に3回の接種が必要です。
平成25年度より、旭川市では、子宮頸がん予防接種の定期接種が開始されました。
当院は、市の指定医療機関です。

定期接種以外の方は自己負担1回16460円×3回で49380円です。
ワクチンは取り寄せになりますので、必ずお電話での予約をお願いいたします。

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