2016.10.27日本美容外科学会②PRPの話
今回の美容外科学会の一番の目的は、PRP治療・再生医療のディスカッションを聞くことです。
PRP治療は適量のb-FGFを入れる派、入れない派、塩化カルシウムや自己トロンビンで活性化する派、しない派とその方法はDrにより様々です。
結論からいうとb-FGFを入れる派は、PRPをしわたるみに対して、ボリュームアップを目的に法令線やゴルゴラインなど、深めの層に注入する。
b-FGFを入れない派は、PRPを目元のこじわやニキビ跡など、どちらかというと肌の質感改善目的に行っているようです。注入層もやや浅めの層と思われます。
入れる派、入れない派で、白熱した議論になるかと思いましたが、微妙に目的が違っているので、そうはなりませんでした。
私はb-FGFを入れる派です。
深めの層に注入しても、患者様の肌全体がつやつやして質感もよくなることを実感しております。
日本医大の先生が合併症の報告でトラブル症例の写真をみせてくれました。
患者様がトラブルに巻き込まれないために注意することは、まず国から認められた再生医療認定施設で、PRP治療を受けることです。
それから、何をどれくらいの量、投与するのかきちんと確認することです。
PRPFは、適量を正しい層に正しい手技で投与することが大事だと思います。
移転に伴い「あけ美肌クリニック」は再生医療認定施設を再申請中ですので、しばしお休みしております。再開まで、もう少々お待ちくださいませ。